スーパーソイレン工法

SUPER SOILEN SYSTEM

EXAMPLE

施工事例紹介

大型複合施設庭園

東京都 港区

当施設は通称「麻布台ヒルズ」と呼称し、東京都港区麻布台に位置する大規模な都市再開発プロジェクトの一環として整備された複合施設です。施設の主な目的は、商業、オフィス、住宅、文化、レジャーの各機能を集約し、地域経済や国際的な交流を促進することにあります。都市生活の利便性と自然環境との共生を目指した新たな都市の姿を体現し、都市における持続可能な発展を狙いとしています。

麻布台ヒルズの設計においては、「ヴァーティカル・ガーデン・シティ(立体緑園都市)」というコンセプトが採用されており、圧倒的な緑に囲まれた都市空間が特徴です。高低差のある地形を活かし、敷地全体、特に低層部の屋上までを緑化することで、自然豊かな環境を都市の中心に創出しています。これにより、都市にいながらも自然を感じられる、癒しと安らぎの空間を提供しています。

さらに、敷地全体にわたる緑と水が連続するランドスケープが整備されており、都市の喧騒から離れた自然あふれる憩いの場が広がっています。緑化によるヒートアイランド現象の緩和や、生物多様性の向上を目指して設計されたこのエリアは、都市環境における持続可能性を考慮した設計の一例です。また、建物の設計においても、環境負荷を抑えるために最新の省エネルギー技術や持続可能な建材が活用されており、環境への配慮が随所に見られます。

施設内には、商業エリア、オフィスビル、住宅エリア、文化・レジャー施設が一体的に配置されています。商業エリアには、国内外の高級ブランドショップやレストランが並び、上質な都市生活の提供を目指しています。オフィスエリアは、最新のITインフラと広々とした空間を提供し、企業のビジネス活動を支える機能を持っています。住宅エリアでは、高級レジデンスが都市生活の拠点として提供され、住む人々に都心の利便性と自然の調和を感じられる生活空間を提供しています。

また、文化・レジャー施設には美術館や劇場、イベントスペースが設けられ、地域住民や訪れる人々に対して多様な文化体験や交流の場を提供しています。広場や緑地も充実しており、自然との調和を体感できる都市空間が設計されています。

麻布台ヒルズは、都市環境における「自然と人」の共生を実現するためのモデルケースとして設計されており、持続可能な都市の未来像を示す施設として、さまざまなニーズに応える複合的な機能を備えています。

大型複合施設庭園

東京都 新宿区

当施設は通称「国立競技場」と呼称し、東京都新宿区に位置する多目的スポーツ施設です。主に国内外のスポーツ大会や大規模イベントの開催を目的としており、スポーツ文化の発展や国際交流の推進を狙いとしています。特に2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を視野に入れて再建され、国際的なスポーツイベントに対応できる最新の設備と設計が特徴です。

新国立競技場は、約60,000人を収容することができ、サッカーや陸上競技、ラグビーなど多様なスポーツに対応できる設計がなされています。スタジアムの設計では、競技者と観客双方にとって快適で機能的な環境が重視されており、特に天然芝の競技フィールドや陸上トラックは国際基準を満たす高品質なものとなっています。また、観客席は視認性を最大限に高めるために、どの席からもフィールド全体が見渡せるよう設計されています。

この競技場の設計上の特長の一つは、自然環境との調和を図るために用いられた工夫です。競技場全体には木材が多用されており、日本の伝統的な木造建築技術と現代建築技術を融合させたデザインが取り入れられています。これにより、都市の中でも自然を感じられる温かみのある空間を提供しています。また、屋根の一部には太陽光パネルが設置され、再生可能エネルギーの活用を図るとともに、省エネルギー性能の向上を目指しています。

さらに、競技場周辺には広大な敷地を活用した緑地エリアが設けられています。これらの緑地は、都市のヒートアイランド現象の緩和や周辺環境の改善を目的として整備されており、訪れる人々に安らぎと自然を感じさせる空間を提供しています。このエリアは、スポーツイベントの開催時だけでなく、日常的な散策やリラクゼーションの場としても機能しています。

その他、競技場内には充実した観客用の設備として、飲食施設や売店、トイレ、救護室が完備されており、イベントの運営に必要な設備が整っています。加えて、メディア向けの広報スペースやVIP用のエリアも完備され、国際的な大規模イベントに対応できるように設計されています。また、バリアフリー設計が徹底されており、すべての人々がアクセスしやすい環境が整えられています。

高速道路JCT屋上緑化

東京都 目黒区

当施設は通称「目黒天空庭園」と呼称し、東京都目黒区に位置する立体的な都市公園です。この施設は、都市空間の有効利用と環境改善を目的として設計され、都市生活者に自然と調和した憩いの場を提供することを狙いとしています。目黒区大橋ジャンクションの上部に位置し、都市の限られた空間を最大限に活用した、先進的な屋上緑化技術を用いた設計が特徴です。

目黒天空庭園の設計は、ヒートアイランド現象の緩和や省エネルギー、生物多様性の保護、そして景観の向上を目指しており、都市環境の改善に寄与するモデルケースとなっています。屋上緑化により、施設周辺の気温上昇を抑制し、自然を取り入れることで都市空間における気候調整機能を果たしています。また、施設の緑化により、太陽光の吸収と反射が適切に行われ、省エネルギー効果も発揮されています。これに加えて、多様な植物が植えられており、都市部における生物多様性の向上にも貢献しています。

施設内は約7,000平方メートルに及ぶ広さを持ち、散策路や広場が整備されており、訪れる人々が自然を感じながら自由に散歩や休憩を楽しむことができます。園内の植栽は四季折々の変化を楽しめるよう工夫されており、春には桜、夏には豊かな緑、秋には紅葉、冬には冬景色を鑑賞することができます。また、園内にはベンチや休憩用のスペースも設置され、リラックスできる環境が整えられています。

目黒天空庭園は、単に憩いの場として機能するだけでなく、環境教育や自然観察の場としても活用されています。地域住民や来訪者に対して、持続可能な都市環境の重要性を伝える場として、イベントやワークショップが定期的に開催されています。さらに、庭園は防災設計が施されており、災害時には避難場所としても利用できるように設計されています。

施設の設計上の特徴として、都市環境と自然環境が調和するように配慮された点が挙げられます。屋上緑化による環境改善効果だけでなく、目黒天空庭園は高台に位置するため、訪れる人々に都心の景観を楽しめる貴重な場所でもあります。都市の中にありながら自然と一体化した設計が施され、都市環境における理想的な公共空間としての役割を果たしています。

旅客船ターミナル屋上広場

神奈川県 横浜市

ターミナルの施工基盤面、仕上がり面とも複雑なアンジュレーションでしたが、スーパーソイレン工法の採用により、自由な形状に加工可能なEPSの特長を生かし、かつ、軽量化を図ることができました。

駅前バスターミナル屋上公園

兵庫県 尼崎市

バスターミナルという、広さを確保するために、極力柱を少なくした大スパンの人工地盤であるため、上部の公園には荷重軽減を求められました。そこで検討の結果スーパーソイレン工法の採用により軽量化が可能となりました。

駐車場上部築山構築

大阪府 大阪市

地下駐車場の上部に築山が計画され、荷重軽減のためにスーパーソイレン工法が採用されました。

駅ビル屋上公園

神奈川県 横浜市

丘陵部に沿うように計画された駅ビルは、屋上部がそのまま丘陵頂上に接続されるようになっており、景観のみならず駅利用者・市民の憩いの場としての公園が計画されました。そこで駅ビル屋上部分の緑化には軽量なスーパーソイレン工法が採用されました。